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三つの”不”




新・東洋思想

■はじめに

長らく時間が経ってしまいました。
更新を楽しみにされていた方には、
お詫び申し上げたいと思います。
この度、「東洋思想ブログ」から
「新・東洋思想ブログ」へとリニューアル致しました。
私が普段考えていることを、普段の言葉で綴っていけたらと思っています。
つたない文章力でお見苦しい点もございますが、
お付き合いいただければ幸いです。

三つの”不”

まずは、こんなエピソードをご紹介させて頂きます。

日本の傀儡政府とも呼ばれた南京国民政府の首班、
そして、中国では漢奸(売国奴)と呼ばれている、
汪兆銘に関するエピソードです。
汪兆銘の人物評価は、諸説あり、定まりませんが、
一般的に申し上げますと、日中両国に和平が必要であり、
共産主義と戦い国を救うべし(和平反共救国)という
政治信念をもった人物でした。
一時期は孫文の後継者とも目され、終戦間際、
東京で開催された大東亜会議においても、
南京国民政府代表として招かれており名演説を行いました。
学生時代には日本に留学(法政大学)を経験しており、
知日派としても知られています。

そんな汪兆銘が、当時外務次官を勤めたことがある
黄田多喜夫に出会った際、
激しい口調でこのように語ったといわれています。

日本政府に対して言いたいことは山ほどある。
それを要約すると三つの”不”に到達する。
”上下不貫徹”、”前後不接連”、”左右不連携”
上役がよろしいと受けても下が聞かん。
前任者が言ったことを後任者はそんなことは
俺は全然知らんと問題にしない。
左右の連携もまったく欠けている。
外務省がいい事をいってくれたと当てにしていると、
一つも陸軍は聞いてくれない。
外務省が言った事など俺が知るかという態度だと。
これが海軍・陸軍・外務省全部に通じる。
自分は重慶から引っ張りだされて舞台に立たされ、
やろうと思っても何もできません。
なぜならこの3つの不の為です。
<黄田多喜夫談(元外務次官)>


誤解されないようにお話しておきますが、
汪兆銘という人物は決して怒りっぽい短気な性格の
持ち主ではありません。
口数は少なく、喋るにしても注意深く言葉を選んで、
常に控えめな態度で接する人物でした。

汪兆銘の言わんとすることは、
丸山真男のいう「タコツボ型」
そのものだと私は思います。
たしかに、傀儡と呼ばれたかもしれません
しかし、大東亜共栄圏の一代表国として、親日政府代表者として、
日本と密接に関わってきた汪兆銘から発せられたこの言葉を、
私達は重くお受け止めるべきではないでしょうか。

会社勤めをされている方で、部署間の連携が取れず
苦悩した経験は誰しもあると思いますが。
日々ニュースを賑わす不正事件をご覧下さい。

上下不貫徹―部下が勝手にやった事だし私は指示した覚えはない。
前後不接連―前任者のやった事だから新任者の私には分からない。
左右不連携―他部署のやった事など私は知らない。

そんないい訳が毎日のように繰り返されています。
日本は戦後復興し経済大国になったかもしれませんが、
構造的には70年前から全く進歩していません。
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