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竹島海洋調査

海洋


竹島海洋調査


4月20日、低気圧が日本海附近を通過し、
西日本から北日本は大荒れの天気となっている。
島根県浜田市では最大瞬間風速風速30メートル以上を記録した。

天気同様、島根県の北部の小さな島を巡り
日韓両国の関係も大荒れとなっている。

事の発端は、竹島周辺の排他的経済水域(EEZ)での海洋調査である。

1978年に日本が取得した「対馬盆地」「俊鷹堆」の2つの海底地名に次いで
竹島海域の海底地名も日本名とする思惑があり、
今回の調査は、そのための資料集めの一環であるとされている。

14日辺りから、日本の今回の調査が公になったが、
韓国政府及び韓国のマスコミは激しい口調で日本政府を非難し、
日本側が調査を強行すれば「拿捕」も辞さない物理的な手段によって
阻止するとして怒りを露にした。

日本と韓国が主張するEEZには双方差異があり、
今回の調査ではその差異の領域も調査対象となっていることが
韓国政府の反発を買っているのであろう。

とはいっても、日本政府の主張の通り、
測量船など非商業的目的の船舶は、国際法上、
他国の管轄権の行使から免除されており、
拿捕などの執行管轄権の行使は国際法上認められていない。
領域内で漁業活動をするわけでもなく、天然資源を採掘するわけでもない。

韓国政府や韓国マスコミの反応は過剰反応を示しているのは
政治的に追い詰められている証拠と見てよい。
盧武鉉政権は竹島に対する世論を反日という味付けを行って操作し、
政治利用してきた経緯がある。
今更弱腰に傍観するなど、支持率低下が深刻な盧武鉉政権にとって
できようはずもないといったところか。

これも、無理にナショナリズムを高揚し、
ポピュリズム(大衆迎合主義)政治に陥った代償であろう

盧武鉉大統領は大衆を意識してか、
「今この時点にも過去の不当な歴史、すなわち侵略戦争で確保した
占領地に対する権利を主張する人々がいる」と述べたが、

竹島が侵略によって確保されたという史実は存在しない。
戦後のどさくさにまぎれて不法占拠しているのは韓国のほうであって、
不確実な史実を、さも正当性があるかの如き主張し、
敵対心をむき出しにしている。

今回の騒動では、軍事的衝突になること考えにくいが、
仮に「拿捕」など強硬手段をとることになれば、
韓国は国際的な評価を損ない、日韓関係に深刻な障害を与えるに違いない。
20日付、連合ニュースによれば、国際司法裁判所への出廷と
海洋法に基づく提訴を拒否したそうだが、
これは、何の措置にも応じないという韓国の意思表示であり、
このままでは、今後何の解決も期待できないであろう。
それを韓国は望むというのであれば話は別であるが、
韓国もそう突っぱねるわけにはいくまい。

そういえば、竹島が国際法的にも正式な領土となったのは1905年であった。
同年、日本で起こった日比谷焼打事件を韓国の方はご存知だろうか。

日露戦争で膨大な犠牲を払った戦勝国であるはずの日本が、
ポーツマス条約でロシアから一切の賠償金も得らなかった事に世論が憤慨し、
国民の一部が暴徒と化して内務大臣官邸や新聞社を襲った事件である。

朝日新聞は「桂太郎内閣に国民や軍隊は売られた」
「小村(交渉に当たった小村寿太郎のこと)許し難し」と書きたて、
「条約を破棄して再戦すべし」と当時の国民はこぞって
日本政府の弱腰外交を非難した。

しかし、結果的に当時の政府の判断は正しかった。
一見、弱腰とも言える判断かもしれないが、
日本はロシアと再戦できる程の国力など持ち合わせておらず、
仮にロシアと再び矛を交えることになったとすれば、
立場が逆転していたのかもしれないだろう。

強気であれば主張を押し通せるほど単純な世の中ではない。
状況に応じて冷静に一歩引くことも生き抜く術となるはずだ。
何も韓国に対して先輩面するつもりはないが、
これは韓国が学ぶべき、日本の教訓である。
韓国は100年前の日本と同じような状況にあるのではないだろうか。

貧国だった韓国は今や、
OECD(経済協力開発機構)に加盟国している先進国である。
国際司法で決着をつければ、日本はその判断に従うであろう。
これを司法以前の段階から拒否し、
小中華思想的な価値感とポピュリズムに偏向した政治手法によって
一切に応じないのは、先進国の器量を疑われても仕方あるまい。

今回の海洋調査は、恐らく実施されると思われる。
物理的手段に訴えることなく、対等な関係を前提にした外交交渉において、
解決が図られることを望む。

-追記-
日本のマスコミや世論においても気になる部分がある。
今回の竹島海洋調査と靖国参拝の問題が
あたかも直接関係しているかのような公人の発言や主張が見られるが、
感情の問題であって実質的な因果関係はない。
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| 朝鮮時事 | 23:06 | comments(4) | trackbacks(1) | TOP↑

COMMENT

すごい・・・
何処かの新聞の社説よりもずっと読み応えがある。

今回の韓国政府の対応は、いままで強くでれば必ずひいていた日本政府の対応が遠因になっていると思っています。
それが既に移り変わっていることに気付こうとせず、反日を繰り返し日本の譲歩を待っているつもりなのでしょう。
本文中にもありますがうすうす分かっていても、盧武鉉も今更ひくにひけないということもあるでしょうが。

個人的には今現在、韓国は竹島よりも禿たかとの戦いに全力を尽くすべきだと思っています。
そうしないと支持率云々言う前に国家経済が崩壊する危険性さえあるのですが気付いているのかどうか・・・

| 明後日 | 2006/04/21 23:47 | URL | ≫ EDIT

明後日さん、私の予想は外れました。
結果的に相互譲歩という形になったようです。
しかしながら、韓国は強硬な姿勢を崩しておらず、
結果的には現状維持の棚上げ状態は変わらずであります。
確かに、外交交渉において相手をむやみに刺激する手法は、国際紛争の解決手段として、
必ずしも適切ではなかろうかと思います。
しかしながら、これは本国の国益の問題でありますから、
主張すべき点はやはり妥協することなく主張せねばならないでしょう。
外交とは究極的に表現するならば国益の堅持でありまして、
そういった意味で、本当に外務省がそれを熟慮した上での判断だったのか。
いささか疑問が残るところではあります。

| 白菊 | 2006/04/25 23:54 | URL | ≫ EDIT

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| | 2006/05/01 22:08 | | ≫ EDIT

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| | 2006/05/14 00:49 | | ≫ EDIT















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